気まぐれCINEMAレビュー BackNumber
1999年〜

【ワ行】

過去の「気まぐれCINEMAレビュー」をまとめました。
満足度は★で、がっかり度は×で評価しました。
五十音順にタイトルが並んでいます。
データベースとしてご活用下さい。

【過去の年間BEST3】
BackNumber CINE LATINO (2007年〜
中南米映画 日本未公開版
2007年〜
【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】  【カ】【キ】【ク】【ケ】【コ】  【サ】【シ】【ス】【セ】【ソ】  【タ】【チ】【ツ】【テ】【ト】 
【ナ】【ニ】【ヌ】【ネ】【ノ】  【ハ】【ヒ】【フ】【ヘ】【ホ】  【マ】【ミ】【ム】【メ】【モ】  【ヤ】【ユ】【ヨ】 
【ラ】【リ】【ル】【レ】【ロ】  【ワ】【タイトル不明】
1999〜2005年
【ア】【イ】【ウ】【エ】【オ】 【カ】【キ】【ク】【ケ】【コ】  【サ】【シ】【ス】【セ】【ソ】  【タ】【チ】【ツ】【テ】【ト】 
【ナ】【ニ】【ヌ】【ネ】【ノ】  【ハ】【ヒ】【フ】【ヘ】【ホ】  【マ】【ミ】【ム】【メ】【モ】  【ヤ】【ユ】【ヨ】 
【ラ】【リ】【ル】【レ】【ロ】 【ワ】 【タイトル不明】

【ワ wa】

私の小さな楽園 EU TU ELES (2000年・ブラジル)
アンドルーチャ・ワディントン監督、ヘジーナ・カセー、リマ・ドゥアルチ、ステニオ・ガルシア、ルイス・カルロス・ヴァスコンセロス出演
☆故郷の田舎町に子供を連れて戻ったダルレーニは、近所に住む初老の男に求婚される。結婚後、女中のようにこき使う夫に不満を覚えたダルレーニは、夫の従兄弟と親しくなり、子供を宿す。そして、数年後、季節労働者の若い男と出会ったダルレーニは、彼の子を宿す。
 ブサイクだけど肉感的でたくましいダルレーニの魅力に男たちが虜になっていくのが滑稽。今村監督の傑作「にっぽん昆虫記」のブラジル版。土臭い女のど根性を、カラっと描いているのが新鮮だった。2007.3

ワイルド・ブルー・ヨンダー The Wild Blue Yonder
ヴェルナー・ヘルツォーク監督
☆アンドロメダからやってきたというエイリアンは、ゴーストタウンと化した地球の街角で、人間の宇宙への挑戦と挫折について語り始める。
 期待と不安が入り混じった複雑な気持ちで見始めたが、不安が的中。見事にさっぱりわけわからん映画だった。私の乏しい想像力では、理解するのが無理なので、宇宙の映像と音楽だけを楽しむことにした。ヘルツォーク・ワールド全開、といったところか。あの独特な音楽センスには毎度のことだが脱帽。「サクリファイス」「2001年宇宙の旅」がお好きな人にはオススメかも。2006.7 参考CINEMA:「フィツカラルド」「ノスフェラトゥ」「カスパー・ハウザーの謎」「神に選ばれし無敵の男」「RESCUE DAWN

若者のすべて
ルキノ・ヴィスコンティ監督・脚本、ニーノ・ロータ音楽、アラン・ドロン、アニー・ジラルド、レナート・サルヴァトーリ、クラウディア・カルディナーレ出演
☆イタリア南部から富と名声を求めてミラノにやってきた母と息子たちの青春と挫折を描いた巨匠ヴィスコンティの作品。
弟役のアラン・ドロンは美しかったんだが、なぜか、善人の弟ロッコより、堕落していく兄シモーネに肩入れしてしまった。
兄弟を引き裂く娼婦役のアニー・ジラルドは、晩年「ピアニスト」で娘に異常に執着する母親役も熱演。若い頃から、しつこい女を演じていたのねー。名演技!
美人女優クラウディア・カルディナーレが端役で出てるのも見もの。2004.6.22

私にも妻がいたらいいのに I WISH I HAD A WIFE
パク・フンシク監督、ソル・ギョング、チョン・ドヨン、チン・ヒギョン出演
☆しがない銀行員の男と塾講師の女が出会って恋に落ちるまでを、ほのぼのと描いたラブ・コメディ。ソル・ギョングって普通の男役をやってもやっぱり魅力的。ぼんやりした冴えない男なんだけど、ほっとけないタイプ。
 ただ、相手役の女のキャラはステレオタイプ。風変わりだけど甘え上手っていう定番キャラにちょっと飽き飽きした。
 アメリカとかヨーロッパは、つっぱって生きてる女がラブ・コメの主役になりやすいんだけど、アジアの恋愛映画の女性キャラは、甘え上手でほっとけないタイプが多くて苦手。アジア男性が好む女のタイプなのでしょうから、しかたないですけど。2005.12.27

私をここから連れ出して Prendimi
トニーノ・ザンガルディ監督、エミール・クストリッツァ音楽、ヴァレリア・ゴリーノ出演
☆ブルーカラーが住む団地の空き地にロマ(ジプシー)が住みついたことで、偏見を持つ住民とロマの間で軋轢が生まれる。スパイク・リー監督の名作「ドゥ・ザ・ライト・シング」と「小さな恋のメロディ」が一緒になったようなヒューマン・ストーリー。
 大人たちの醜い争いが背景にあるので、ロマの少女とイタリア人少年の純粋な恋心がより美しく感じられた。あまり本数見てないので一概には言えないけど、イタリア映画って小洒落たフランス映画に比べて、とっても素直な感動ストーリーが多い気がする。2005.4.30 イタリア映画祭にて

私が愛したギャングスター
サディウス・オサリヴァン 監督、ケビン・スペイシー出演☆アイルランドに実在したギャング団の話。アイルランド版はもうちょっと人間的に描かれていたけど、アメリカ版はギャングのボスをひたすらヒーローとして、格好よく描いていた。ちょっとイギリス映画っぽいのり。でも、ヒーローものなのか、人間ドラマなのか中途半端な感じもした。2000.12.29

鰐〜ワニ〜
キム・ギドク監督、チョ・ジェヒョン、ウ・ユンギョン出演
レビューはCINEMAの監督たち(K・ギドク)へ

悪い男 BAD GUY
キム・ギドク監督、チョ・ジェヒョン,ソ・ウォン出演
レビューはCINEMAの監督たち(K・ギドク)へ

ワンナイト・イン・モンコック 旺角黒夜
イー・トンシン監督、ダニエル・ウー,セシリア・チャン, アレックス・フォン出演
☆舞台はクリスマス前後の香港。旺角で起こったチンピラのいざこざが組同士の抗争に発展する。組長暗殺を依頼された大陸の殺し屋フーは、潜伏先のホテルで同じ大陸出身の娼婦と出会う。
 香港お得意のドンパチ映画とは違い、モノクロやハンディカメラなどを使った映像がスタイリッシュでかっこよかった。殺し屋も娼婦も警察もみんなけだるい感じ。それぞれのやりきれない思いがジワジワと伝わってきた。
 やっぱり、マフィアものはアジアの中では香港が一歩リードしてる気がする。香港と大陸の関係、貧富の差等、盛り込める要素がたくさんあるし、チャイニーズ・マフィアの認知度も高いから、リアリティがある。質より量だった香港映画だけど、ここにきてぐっと質を上げてきた感じがする。
 主演のダニエル・ウーは男前なんだけど、ちょっとスマートすぎた。惜しい!
 サム・リーがチョイ役やっていたのには驚いた。2005.12.25

ワン・サマー・ウィズ・ユー One Summer With You
Dong Xie 監督、Tao Xu, Yan Jiang 出演
☆80年代の中国。山村に住む若者のせつない初恋を淡々と描いた青春ストーリー。緑に囲まれた田舎の風景と、若い男女の心の動きがマッチしていて、気持ちがとても安らぐ映画だった。若い頃の真木蔵人似の男優と、上戸彩を色っぽくしたような女優の演技が、とても初々しくてよかった。時間の都合で途中退席してしまったのが残念。やっぱり映画は最初から最後まで見るべきです。反省!2005.10.8 第10回釜山国際映画祭にて

ワンス&フォーエバー
ランドール・ウォレス監督、メル・ギブソン、マデリン・ストー出演
☆ベトナム戦争の最前線で闘う男達の死闘を描いた戦争映画。とにかく戦闘シーンがすごいの。悲惨なの。でも、迫力あって、なかなかの見応えがあった。妻の話は私にとっては余計なんだけど、まあ、それいれないと客はいんないぞー、っていう映画だ。哲学を排したテレンス・マリック映画みたいな感じがした。いろいろ批判はあったけど、戦争映画としては、悲惨さ、むごさ、狂気が伝わってくるかなり質の高い映画だと思った。少なくとも「プライベート・ライアン」よりは、私は好き。2002.7.19

ワンダー・ボーイ 
カーティス・ハンソン監督、マイケル・ダグラス、トビー・マグワイア、ロバート・ダウニー・ジュニア、フランシス・マクドーマンド出演☆大学教授で作家の男は実はスランプでずっと作品が書けずにいる。彼のゼミ生で、まわりからけなされっぱなしの青年が、学長のパーティに現れ、犬を殺し、マリリン・モンローのジャケットを盗んだことことで、青年と教授のまぬけな逃避行が始まる。コメディじゃないんだけど、みんあ一生懸命で、生き方がへたで、いいなあ。気に入った。老いぼれ教授がはまってるマイケルもgood。 2001.4.19 参考CINEMA:「8マイル」「LAコンフィデンシャル」「イン・ハー・シューズ

ワン・ナイト・スタンド
マイク・フィッギス監督、ウェズリー・スナイパー、ナスターシャ・キンスキー、ロバート・ダウニー・ジュニア、カイル・マクラクラン出演☆ ロスに住む男が出張先で偶然であった女性と一夜だけの恋に落ちる。1年後、彼女が親友の兄の妻だったと知り、押さえられない感情が甦る。不倫、エイズ、死、という重い話なんだけど、それを割と軽く描いていて、見やすい映画だった。ラスト、w不倫で、夫婦交換、なんて結末はちょっとびっくり。現代的、というのでしょうか。役者がみーんないい。ナスターシャは昔のような美しさはなくなったけど、やっぱり存在感がある。
ダウニージュニアはすっかりゲイ役が板についたって感じ。そして、ウエズリー。ジャングル・フィーバーの時のような、真面目でエリートの役。アクションやtっても、ばかやっても、うまい役者ですね。2000.2.12

ワンダフル・ライフ
是枝裕和監督、ARATA,内藤剛志、由利徹、寺島進ほか出演☆人が死ぬ前に立ち寄るある施設では、天国へ持っていきたい唯一の記憶を再現してくれる、というサービスをしている。この映画をみた人は、みんな死ぬ前に持っていきたい自分の記憶をさぐろうとするのだろう。私も捜してしまい、案の定、そのシーンを夢に見てしまい、また、虚しくなりました。げげっ! 今日は○才の誕生日じゃん。最悪だ…。(^^;2001.12.30 参考CINEMA:「誰も知らない」

このページのTopへ  

【タイトル不明】1999-2000

(I'm sorry!I don't remember.)
監督・脚色、シドニー・ポアチエ、ダイアン・ウィースト出演
☆ ある田舎町。一人暮らしの老人は、90歳ちかいはずなのに、見かけは50歳ぐらい。都会から土地買収にやってきたカップルはその老人に興味を持つ。そして、女の方は、その老人の文明を排除した生活や昔気質な性格にひかれてていく。シドニー・ポアチエはアメリカの高倉健みたいな存在なのかな。渋くてすてきでした。2000.7.26

(I'm sorry!I don't remember.)
監督・脚色、出演
☆ ボストン近くの田舎町。ダイナーの娘が近くのエリート高校の男子生徒と恋に落ちる。けど、周囲の反対は大きく、娘も捨てられるんでは、と男を信じられない。さらに、娘がガンにかかり、余命少ないと知り……………。「ある愛の詩」現代版。みえみえ、お決まりで、見ていてはずかしくなる映画。けど、青春ラブストーリーにケチはつけちゃだめよね。主演の二人はなかなかいい感じでした。2000.7.26

このページのTopへ homeへ

inserted by FC2 system