今月のPUSHもん アーカイブス

過去の「PUSHもん」をまとめました。

2003年版はこちら

【12月のPUSHもん】
◆東京国際映画祭結果発表
東京グランプリ:「ウイスキー」ファン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール監督(ウルグアイ)
審査員特別賞:「ココシリ:マウンテン・パトロール」ルー・チューアン監督(台湾)
最優秀監督賞、観客賞:「大統領の理髪師」イム・チャンサン監督(韓国)

◆「五線譜のラブレター」「ゴッドファーザー&サン」のサントラを「CINEMAの音楽たち」にupしました。

◆トルーマン・カポーティの伝記映画2本
 「冷血」「ティファニーで朝食を」などの原作者カポーティの伝記映画が2本製作されている。1本は、ダグ・マクグラス監督の「エヴリ・ワード・イズ・トゥルー」サンドラ・ブロック、グウィネス・パルトロウ、シガニー・ウィーヴァー、マーク・ラファロほか出演予定。
 もう1本はベネット・ミラー監督「カポーティ」、主演はフィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー。
 シーモア・ホフマンとカポーティって体型似てるし、芸達者揃いのミラー版のほうが面白そう?

★イ・ビョンホンの最新作情報!
 ビョンホンイ・ビョンホンの最新作はハードボイルド映画の「A bittersweet life(甘い人生)」。監督はホラー映画「箪笥」のキム・ジウン、共演は「美しき日々」でミンチョルの妹を演じたシン・ミナ。
 高級ホテルを経営する裏社会のボスと、その側近として働く男。そして二人から愛される女のラブストーリーをからめたフィルム・ノワールだそうです。今から、日本公開が楽しみです。

 

【9月のPUSHもん】
★ヴェネチア国際映画祭結果発表
金獅子賞:『ベラ・ドレイク』マイク・リー監督
銀獅子賞(審査員大賞):『マル・アデントロ(ザ・シー・インサイド)』アレハンドロ・アメナバール監督
特別監督賞:キム・キドク(金基徳)監督(『空き家(3番アイアン)』)
主演男優賞:ハビエル・バルデム(『マル・アデントロ』)
主演女優賞:イメルダ・スタウントン(『ベラ・ドレイク』)

金獅子賞はマイク・リー監督の『ベラ・ドレイク』。英国で堕胎が禁止されていた1950年代、違法と知りながら中絶の手伝いをしていた女性、ベラを描いた人間ドラマ。
違法中絶のドラマといえばジョン・アービングの「サイダー・ハウス・ルールズ」。比較して見るのも面白そう。
銀獅子賞賞にはアレハンドロ・アメナバール監督の「マル・アデントロ」。こちらも、安楽死の是非について扱っているらしく、今年は、生と死をテーマにした映画の評価が高かったようだ。主演のハビエル・バルデムは名作「夜になるまえに」でも主演俳優賞とってます。彼の演技に期待大!
そして、カンヌに続いてベネチアでも韓国映画が賞をゲット。日本だけでなく国際的にも“韓流ブーム”のようですね。

その他、BOSSA注目の作品:
「ベニスの商人」マイケル・ラドフォード監督、ジョセフ・ファインズ、ジェレミー・アイアンズ、リン・コリンズ、アル・パチーノ。
「ファインディング・ネバーランド」マーク・フォスター監督、ジョニー・デップ(「ピーター・パン」の著者ジェームズ・M・バリを演じているらしい)、ケイト・ウィンスレット、日本公開は2005年の正月予定。
「マチュリアン・キャンディデイト」ジョナサン・デミ監督、デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーヴ・シュレイバー出演

★イ・ビョンホンの新作映画「ヌグナ・ピミルン・イッタ(誰にでも秘密はある)」の日本公開決定!
 「ヌグナ・ピミルン・イッタ(誰でも秘密はある)」は、イ・ビョンホンとチェ・ジウ(おなじみ「冬ソナ」女優)、チュ・サンミ、キム・ヒョジンの4人が出演。1人の男(イ・ビョンホン)に、長女(チュ・サンミ)、次女(チェ・ジウ)、三女(キム・ヒョジン)の3姉妹が恋に落ちるロマンチックコメディ。11月27日より日比谷みゆき座でロードショー公開決定! ビョン様ファンは要チェック!

【7月のPUSHもん】
【名優マーロン・ブランド死す。。。】
 アメリカ映画の一時代を築いたマーロン・ブランドが亡くなりました。あの存在感を出せる俳優はもう現れないのではないでしょうか。
もっとスクリーンで見たかった。。。
「地獄の黙示録」の存在感には圧倒されました。
「波止場」「欲望という名の列車」の若きマーロンはセクシーでした。
「ゴッドファーザー」で演じた偉大なる父親は憧れでした。
そして、晩年の作品ではジョニー・デップと競演した「ドンファン」の精神科医役が自然体で素敵でした。
 
ご冥福をお祈りいたします。

【6月のPUSHもん】
【2004年カンヌ映画祭受賞作品】
パルムドール:「華氏911」マイケル・ムーア監督
グランプリ:「Old Boy」(韓国)
最優秀男優賞:柳楽(やぎら)優弥(「誰も知らない」)快挙!
最優秀女優賞:マギー・チャン(「Clean」)
監督賞:トニー・ガトリフ監督(「Exiles」)関連リンク:「ラッチョ・ドローム

脚本賞:アニエス・ジャウィ&ジャン=ピエール・バクリ(「Look at me」)

カンヌ出品作からBOSSAが注目の映画をpick up!

No.1:クストリッツァ監督の「ライフ・イズ・ア・ミラクル」(日本では来年公開予定)
 鉄道建設のためベオグラードの山奥に移住したセルビア人一家がボスニア戦争に巻き込まれていく。あいかわらずのハイテンション&オバカ・ワールドに期待!
 クストリッツアのインタビューでは、かなり激しく政治的発言してたらしいです。
今はみんなイラクに目がいってるから、マイケル・ムーアがパルムドールとったんでしょうが、ユーゴでおろかな戦争があったことも忘れちゃいけないですよね。

No.2:アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」
スペインの60年代を舞台にした男と男(?)の友情(?愛情)物語。ガエル・ガルシア・ベルナルの女装がはやくみたーい!

No.3:ウォルター・サレス監督の「モーターサイクル・ダイアリーズ」(10月公開予定)
 革命家チェ・ゲバラの南米旅行手記の映画化。若きチェ・ゲバラを演じるのは、こちらもガエル・ガルシア・ベルナル君です。モテモテのガエル君の関連リンク:「天国の口、終わりの楽園」「アモーレス・ペロス」

2PUSH俳優
【ブリティッシュな匂いがプンプンする脇役のホープ!ポール・ベタニー】
イギリス生まれのポール・ベタニーは要注目。
演じる役によってイメージが変わる脇役の鏡のような役者です。
主役をはった「ギャングスター〜」では、冷酷なチンピラ、「マスター&〜」では心やさしい医者を熱演してました。
「ビューティフル・マインド」で共演したジェニファー・コネリーを射止めたところもやるなあって感じ。今後に期待!
出演作:「ドッグヴィル」「ギャングスター・ナンバー1」 「マスター&コマンダー」 「ビューティフル・マインド」

【4月5月のPUSHもん】
★大御所監督・鈴木清順の新作「オペレッタ狸御殿」にオダギリジョーが出演!
共演は中国人女優チャン・ツィイー。
日本語、北京語、ポルトガル語、ラテン語が飛び交う国際色豊かな奇想天外なエンターテインメント作品になりそう。期待大!

★チャーリー・カウフマン脚本の新作「エターナル・サンシャイン・オブ・スポットレス・マインド」
奇天烈だけど、面白いらしい。主演はジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット。

【5月のなにソレ?】
 5月から、映画界の納得いかないアレコレをBOSSAが勝手にコメントするコーナー「なにソレ」がスタートしました。

×ジャニス・ジョプリンの伝記映画を2本製作中ということだが、1本の主役は過剰演技で名高いレニー・ゼルヴィガー。
見る前からミスキャストなんですが…。どうせやるなら体重30キロ減量に挑戦して欲しい。

【3月のPUSHもん】

【2003年度アカデミー賞ノミネート】 
赤字は受賞結果。★は本命 ♪はBOSSAの勝手に注目作
 予想:今年のアカデミーは番狂わせはなさそう。
 作品賞は90%「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」で決まりでしょう。
BOSSA的には、主演男優賞本命のショーン・ペンが授賞式を出席するかどうか注目してます。
 昨年のポランスキーのように代理になるのでは?とよんでいるのですが。
結果:BOSSAが本命にしたものが100%当たってしまいました。うれしいような、つまらないような。番狂わせ、1本ぐらいは欲しかった…。

作品賞
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」大当たり!
「ロスト・イン・トランスレーション」
「マスター・アンド・コマンダー」まだ見てないけど、歴史大作好きなもので。
「ミスティック・リバー」
「シービスケット」

監督賞
フェルナンド・メイレレス 「シティ・オブ・ゴッド」
ピーター・ジャクソン 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」大当たり!
ソフィア・コッポラ 「ロスト・イン・トランスレーション」
ピーター・ウィアー 「マスター・アンド・コマンダー」デビューの頃から追っかけてる監督なので。
クリント・イーストウッド 「ミスティック・リバー」

主演男優賞 ACTOR IN A LEADING ROLE
ジョニー・デップ 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」さすが!の演技だったけど、ジョニ−にはできれば別の映画でとって欲しい。
ベン・キングズレー 「砂と霧の家」
ジュード・ロウ 「コールド・マウンテン」
ビル・マーレー 「ロスト・イン・トランスレーション」▲こちらにくるのもアリかも?
ショーン・ペン 「ミスティック・リバー」大当たり!★予想理由:複雑な役どころを見事に演じてました。

主演女優賞 ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ 「クジラの島の少女」
ダイアン・キートン 「サムシング・ガッタ・ギブ 恋愛適齢期」ベテラン健在!
サマンサ・モートン 「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」
シャーリズ・セロン 「モンスター」大当たり!★予想理由:おそらく綺麗どころははずさないでしょう。
ナオミ・ワッツ 「21グラム」

助演男優賞 ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
アレック・ボールドウィン 「ザ・クーラー」
ベニチオ・デル・トロ 「21グラム」
ジャイモン・フンスー 「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」
ティム・ロビンス 「ミスティック・リバー」大当たり!★予想理由:ショーンが主演とるなら、こっちにもあげなきゃ納得いかない。迫真の演技でした。受賞したら反体制発言に期待できそう!?
渡辺謙 「ラスト・サムライ」こないとは思うけど日本人としてはやっぱり見てみたい。

助演女優賞 ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
ショーレー・アグダスルー 「砂と霧の家」
パトリシア・クラークソン 「ピース・オブ・エイプリル」
マルシア・ゲイ・ハーデン 「ミスティック・リバー」
ホリー・ハンター 「サーティーン」主演が綺麗どころなら助演はベテラン演技派では?
レニー・ゼルウィガー 「コールド・マウンテン」 大当たり!★予想理由:未来のキャシー・ベイツ、ということで。

外国語映画賞
「みなさん、さようなら」 カナダ
「EVIL」 スウェーデン
「たそがれ清兵衛」 日本
「TWIN SISTERS」 オランダ
「ZELARY」 チェコ

【1月のPUSHもん】

【ゴールデン・グローブ賞決定!】(★マークが受賞者)
♪マークはBOSSAの勝手に注目作

作品賞 ドラマ部門
★「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
「コールド・マウンテン」
「マスター・アンド・コマンダー」
「ミスティック・リバー」
「シービスケット」

主演男優賞 ドラマ部門
★ショーン・ペン 「ミスティック・リバー」
ラッセル・クロウ 「マスター・アンド・コマンダー」
トム・クルーズ 「ラスト・サムライ」
ベン・キングズレー 「ハウス・オブ・サンド・アンド・フォッグ」
ジュード・ロウ 「コールド・マウンテン」

主演女優賞 ドラマ部門
★シャーリーズ・セロン 「モンスター」
ケイト・ブランシェット 「ヴェロニカ・ゲリン」
ニコール・キッドマン 「コールド・マウンテン」
スカーレット・ヨハンスン 「真珠の耳飾りの少女」
ユマ・サーマン 「キル・ビル」
エヴァン・レイチェル・ウッド 「サーティーン」

作品賞 ミュージカル/コメディ部門
★「ロスト・イン・トランスレーション」
(ひとこと解説:アメリカ人から見た東京の姿をコミカルに描いた作品。マシュ-南(藤井隆)田所豊(元三浦理恵子の旦那)も出演。主題歌はハッピーエンド。)
「ベッカムに恋して」
「ビッグ・フィッシュ」
「ファインディング・ニモ」
「ラブ・アクチュアリー」

主演男優賞 ミュージカル/コメディ部門
★ビル・マーレイ 「ロスト・イン・トランスレーション」
ジャック・ブラック 「スクール・オブ・ロック」
ジョニー・デップ 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
ジャック・ニコルソン 「サムシング・ガッタ・ギブ」
ビリー・ボブ・ソーントン 「バッド・サンタ」

主演女優賞 ミュージカル/コメディ部門
★ダイアン・キートン 「サムシング・ガッタ・ギブ」
ダイアン・レイン 「トスカーナの休日」
ジェイミー・リー・カーティス 「フォーチュン・クッキー」
スカーレット・ヨハンスン 「ロスト・イン・トランスレーション」
ヘレン・ミレン 「カレンダー・ガールズ」

助演男優賞
★ティム・ロビンス 「ミスティック・リバー」
渡辺謙 「ラスト・サムライ」
アレック・ボールドウィン 「ザ・クーラー」
アルバート・フィニー 「ビッグ・フィッシュ」
ウィリアム・H・メイシー 「シービスケット」
ピーター・サースガード 「シャッタード・グラス」

助演女優賞
★レニー・ゼルウィガー 「コールド・マウンテン」
マリア・ベロ 「ザ・クーラー」
パトリシア・クラークソン 「ピース・オブ・エイプリル」
ホープ・デイビス 「アメリカン・スプレンダー」
ホリー・ハンター 「サーティーン」

監督賞
★ピーター・ジャクソン 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
ソフィア・コッポラ 「ロスト・イン・トランスレーション」
クリント・イーストウッド 「ミスティック・リバー」
アンソニー・ミンゲラ 「コールド・マウンテン」
ピーター・ウィアー 「マスター・アンド・コマンダー」

【オダギリジョー&阪本監督の最新作「この世の外へ/クラブ進駐軍」】
 bossaがPUSHする日本人監督・阪本順治の最新作は、第2次世界大戦直後の東京が舞台の青春映画「この世の外へ/クラブ進駐軍」。主演はbossaが大puuuu〜sh!の“オダギリジョー”だ!
 見所はジャズ・セッション・シーンとのこと。我らがジョーはドラムをバリバリに叩いているらしい。阪本監督が新しいジョーの魅力を引き出してくれていることに期待大!もう「仮面ライダーあがり」なんて言わせません。

【2003年のBEST映画はこれ!】
 映画館で嗚咽してしまい、しばらく席を立てなかった。こんな感動は何年ぶりだろう。
この映画の素晴らしさをうまく伝えられない自分がもどかしい。
2003年、bossaの心に最も深く響いたのはアルモドバル監督の「トーク・トゥ・ハー」でした。
 エンタテイメント映画では、チャイニーズ映画の「インファナル・アフェア(無問道)」「ヒーロー(英雄)」
レスリー・ショックと重なったのは何かの因縁かもしれませんが、チャイニーズ映画はまだまだ健在でした。
 2004年はお隣の国、韓国の映画に注目していきます。
「喜び組」報道にうんざりしている方、ぜひ、韓国映画を見てみてください。新しい発見があるはずです。


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