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【今月のPUSHもん】アーカイブス

BOSSAが気になった映画の話題アーカイブスです。

 

★2003年のPUSHもん★

【12月のPUSHもん】

「第16回東京国際映画祭」コンペティション部門結果発表
作品賞・東京グランプリ:「暖〜ヌアン」(中国)
審査員特別賞:「スーツ」(バフティヤル・フドイナザーロフ監督)
優秀監督賞:クリス・バレンティーン、ティル・テラー「サンタ スモークス」
優秀芸術貢献賞:「スーツ」
アジア映画賞:「殺人の追憶(原題)」(ポン・ジュノ監督)
優秀主演女優賞:寺島しのぶ「ヴァイブレータ」
           クリスティ・ジーン・フルスランダー「サンタ スモークス」
優秀主演男優賞:香川照之「暖〜ヌアン」

【テリー・ギリアム最新作はグリム童話の作者「ブラザーズ・グリム」】
 グリム童話の作者,グリム兄弟を主役にした寓話をテリー・ギリアムが映画化。
マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチが主演。撮影はすでに、6月からチェコでスタートしているとのこと。今度こそ、クランク・アップしてほしい。

【ウォン・カーウァイ監督最新作『2046』の撮影再開】
 お蔵入りかと思われたカーウァイ監督の最新作がついに撮影を再開した。出演は梁朝偉(トニー・レオン)、王菲(フェイ・ウォン)、キムタクほか。BOSSAはオダギリジョー推薦したいんですが…。

【10、11月のPUSHもん】

【「ラスベガスをやっつけろ」の続編「The Rum Diary」製作決定!】
ジョニー・デップとベニチオ・デル・トロのほかに、ニック・ノルティとジョシュ・ハートネットも出演予定だとか。1作目以上に濃いメンツだ。とくに、私生活でもヤンチャおやじのニック・ノルティは、切れた演技してくれそう。
 ただ一つ残念なのが、監督がテリー・ギリアムじゃないってこと。ベニチオ・デル・トロが初監督(?)するらしい。役者としては好きだけど監督は未知数。この人選、吉と出るか?!

【9月のPUSHもん】

【ベネチア映画祭結果報告】
メイン・コンペティション部門
金獅子賞:「The Return」アンドレイ・ズビャギンツェフ監督(ロシア)
 父と息子2人の10年ぶりの再会を描いた作品。撮影の数カ月後にロケ現場近くで主役の兄役の俳優が水死したらしい。早すぎる死に合掌。
審査員大賞:「Le Cerf-Volant(英題:The Kite)」ランダ・シャハル・サバグ監督(レバノン)
監督賞:北野武監督「座頭市」
男優賞:ショーン・ペン「21 Grams」

女優賞:カーチャ・リーマン「Rosenstrasse

コントロコレンテ部門(先鋭的な作品を対象にした部門)
男優賞:浅野忠信「ラスト・ライフ・イン・ザ・ユニバース」

BOSSAが選んだ【ベネチアの目玉】
コーエン兄弟の最新作「イントレラル・クルエルティ」
ジョージ・クルーニー,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ出演
☆離婚専門の敏腕弁護士と、復讐に燃える悪女の恋の駆け引きを描いた作品。派手なキャストということで、毒のある乾いた笑いが期待できそう?来春公開予定。

ショーン・ペン主演の「21 Grams」
まったく情報なしだけど、主演賞とったということで。


浅野忠信主演の「ラスト・ライフ・イン・ザ・ユニバース」
☆タイのタランティーノと言われるペンエーグ・ラッタナルアーン監督の第2作。三池崇史、竹内力など、コワモテ揃いなので、血生臭いアジアン・マフィアものが期待できそう?

ニコラス・ケイジ主演最新作「Matchstick Men」
リドリー・スコット監督
☆病的に神経質な詐欺師が、十代の娘に邪魔されるコメディ。
リドリー・スコットのコメディ映画??巨匠が挑戦したってことで注目したい。

ほか
日本ロケの米映画「ロスト・イン・トランスレーション」
田口ランディ原作「アンテナ」
ウディ・アレン監督「エニシング・エルス」
A・ホプキンス&N・キッドマンの「ザ・ヒューマン・ステイン」
イム・サンス監督「浮気をした家族」などなど。

もちろん「座頭市」も期待大!

 

【8月のPUSHもん】
チェンジング・レーン ★★
ロジャー・ミッチェル監督、ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン、ウィリアム・ハート、シドニー・ポラック

 BOSSAがオススメする「悪夢のような1日」を描いた映画は
★「アフター・アワーズ」(マーチン・スコセッシ監督)
★「コントラクト・キラー」(アキ・カウリスマキ監督)
★「フォーリング・ダウン」(マイケル・ダグラス主演)
★「アイズ・ワイド・シャット」
(キューブリック監督。これは別格。悪夢の映画とひと括りにはできない傑作)

 救われない後味の悪さが忘れられない映画は、
★「推定無罪」(ハリソン・フォード主演)
★「ミュージック・ボックス」(ジェシカ・ラング主演)

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【2003年6月のPUSHもん】

【カンヌ映画祭結果報告】
パルムドール:「エレファント」
監督賞:ガス・ヴァン・サント

☆米国のコロンバイン高校銃乱射事件を下敷きに、実際の高校生を出演者に使い、平凡な高校で銃乱射事件が起きるまでの1日の出来事を描いた作品。
マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」の2番せんじ??
「小説家を見つけたら」で、一気に地に落ちたと思っていたガス・ヴァン・サント監督があまりに有名すぎる事件をどのように料理したか興味あり。
個人的には、「グッド・ウィル・ハンティング」以降の説教くさい作品より、「ドラッグストア・カウボーイ」とか「誘う女」が好きなので、路線が戻っていることを願いたい。

審査員特別大賞(グランプリ):「ウザク」(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督・トルコ)
女優賞:マリー・ジョゼ・クローズ(幸せな最期)
男優賞:ムザファ・オズデミール(ウザク)、メメット・エミン・トプラク(同)
脚本賞:ドゥニ・アルカン(幸せな最期)
審査員賞:午後の5時(サミラ・マフマルバフ監督)
カメラドール(新人監督):クリストファー・ボー「リコンストラクション」 
同スペシャルメンション:セディク・バルマク「アフガン・零年・オサマ」

【6月のかなり楽しみ】
マイケル・ムーア監督の新作「華氏911」。石油成金のバカ息子2人(サウジのボンとUSAのボン)を徹底的にやりこめる過激なドキュメンタリーになるらしい。ちなみに筆頭出資者はメル・ギブソン!「マッド・マックス1」以来のメル様ファンとしてはうれしい限りです。 「マッド・マックス4」も待ちきれないっっ

【6月の“なぜだ?”】
 そこそこ有名な俳優が出てるのに、日本で公開されなかったり、公開してもビデオ化されない映画というのがけっこうある。
 ショーン・ペンが賞もらった「キャスティング・ディレクター」は、キャストもケビン・スペイシー、ロビン・ライトと有名どころがそろっていたのに、どういうわけかビデオ化されていない。なぜか知っている人、BOSSAまでメール下さい!

【2003年5月のPUSHもん】

1PUSH:やっと来るぞ【ロスト・オブ・ラ・マンチャ】
★テリー・ギリアム監督ファンは必見!
ギリアム監督&ジョニー・デップ&バネッサ・パラディという豪華な顔ぶれで作られるはずだった映画「ドン・キホーテ」がお蔵入りするまでのドキュメンタリー「ロスト・オブ・ラ・マンチャ」(5月10日〜渋谷)がついに拝める!ギリアム監督は作品にこだわりをもつだけに制作中のトラブルも多い。「未来世紀ブラジル」制作時の裏話本「バトル・オブ・ブラジル」もオススメ。

2PUSH:【頑張れ香港!】
★SARS、レスリーの自殺、と不運続きの香港への応援もこめて、今年は再び香港&中国映画に注目したい。まずは、この夏公開予定の「HERO」監督チャン・イーモウ、主演ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイーなどなど、超豪華キャストで、本年度アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされた。秦の始皇帝暗殺計画をめぐる人間模様を描いた歴史エンターテイメントらしいので、チェン・カイコー監督の「始皇帝暗殺」と比較して見るのも楽しそう。文芸作品を得意とするイーモウ監督がスターを使って娯楽作品を撮るとどうなるのかにも興味津々だ。
トニー・レオン(梁朝偉)が主演した「無問道」(ナイナイ岡村の「無問題」じゃないよ)も公開が待ち遠しい。
 4月6日に開催された「香港金像奨」では、作品賞、監督賞(アンドリュー・ラウ)そして主演男優賞にも輝いた。レスリー亡き後、香港映画界をひっぱていくのはトニー・レオンしかいないっしょ!
★そして、忘れちゃいけないのがレスリー・チャンの遺作となった「異度空間(カルマ)」。精神科医の役にのめりこみすぎたのが、自殺の原因とも噂されているだけに、見逃せません。(6月ビデオ発売予定)

3PUSH:北村龍二監督
★高校中退して単身オーストラリアに映画の勉強にいき、すぐに目を出した天才肌。政治家の秘書経験アリなど、かなり胡散臭いプロフィールではあるのだが、個性的で押しの強いキャラは日本人離れしてる。釈チャン主演のテレ朝金曜夜ドラマ「スカイハイ」は、あまり目新しさはなかったが、ラスト3回の演出だけはさすがに見応えがあった。映画版も期待できそう?!

【メチャ楽しみカンヌ映画祭】
5月14日から開催されるカンヌ映画祭。今年は、どんな作品がパルムドールを受賞するのか?!審査員はメジャーな監督&俳優(メグ・ライアンだけは解せない)が勢ぞろいしてるので、けっこうノーマルな映画が受賞しそうだけど、今年、特に期待したいのは、短編!ナ、ナ、なんと、天才監督エミール・クストリッツアが審査委員長だっていうんだから、おもろい短編を選んでくれそう!

【2003年4月のPUSHもん】

1PUSHコラム:香川照之のコラム
「キネ旬」で連載してる香川照之のコラムは最高!
演技も濃いけど、文章も熱くてギトギト脂ぎってる。文才&猿之助の血を感じた。
香川って東大文学部だっけ。伊達じゃないね。

2PUSH俳優:オダギリジョー
元仮面ライダー!ヤンママのアイドル!にはずかしながら夢中。
ちょっと風邪気味みたいな声にゾクゾクきます。はやく「アカルイミライ」見にいきたいのですが…。

3PUSHアーチスト:ジャック・ブラック
1969年カナダ生まれ。コミックバンド“テネシャスD”のボーカリスト。ジョン・ベルーシの再来?!と思わせる久々のデブキャラ・エンターテナー。「ボブ・ロバーツ」(92)で映画デビュー。
オススメは「愛しのローズマリー「ハイ・フィデリティ」

【チョイ楽しみ】
ガイ・リッチー監督が妻のマドンナを主演にした「スウェプト・アウェイ」。どんな作品に仕上がっているのか。 哀悼:レスリー・チェン(4月1日)
香港映画界の正統派スターとして輝き続けてくれたレスリー・チェンの突然の自殺。ただただ残念です。
レスリーの作品でおすすめはウォン・カーウァイ監督の出世作「欲望の翼」とチェン・カイコー監督の名作「覇王別姫」(カンヌ・パルムドール受賞)です。

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2002年度アカデミー賞発表! 2003.3.24

赤字がWinner
作品賞
「シカゴ」CHICAGO
「ギャング・オブ・ニューヨーク」 GANGS OF NEW YORK
「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」
「めぐりあう時間たち」THE HOURS
「戦場のピアニスト」THE PIANIST

監督賞 DIRECTING
ロブ・マーシャル(「シカゴ」)
マーチン・スコセッシ(「ギャング・オブ・ニューヨーク」)
スティーブン・ダルドリー(「めぐりあう時間たち」)
ロマン・ポランスキー(「戦場のピアニスト」)
ペドロ・アルモドバル(「トーク・トゥ・ハー」)

主演男優賞 ACTOR IN A LEADING ROLE
ダニエル・デイ・ルイスDaniel Day-Lewis
(「ギャング・オブ・ニューヨーク」)
エイドリアン・ブロディAdrien Brody(「戦場のピアニスト」)
ニコラス・ケイジ Nicolas Cage(「アダプテーション」)
マイケル・ケイン Michael Caine(「THE QUIET AMERICAN」)
ジャック・ニコルソン Jack Nicholson(「アバウト・シュミット」)

主演女優賞 ACTRESS IN A LEADING ROLE
ニコール・キッドマン Nicole Kidman(「めぐりあう時間たち」)
レニー・ゼルウィガー Renee Zellweger(「シカゴ」)
サルマ・ハエック Salma Hayek(「フリーダ」)
ダイアン・レインDiane Lane(「運命の女」)
ジュリアン・ムーアJulianne Moore(「ファー・フロム・ヘブン」)

助演男優賞 ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
エド・ハリス Ed Harris(「めぐりあう時間たち」)
クリストファー・ウォーケン Christopher Walken
(「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」)
クリス・クーパー Chris Cooper(「アダプテーション」)
ポール・ニューマン Paul Newman
(「ロード・トゥ・パーディション」)
ジョン・C・ライリー John C. Reilly(「シカゴ」)


助演女優賞 ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
キャシー・ベイツKathy Bates(「アバウト・シュミット」)
ジュリアン・ムーアJulianne Moore(「めぐりあう時間たち」
クィーン・ラティーファQueen Latifah(「シカゴ」)
メリル・ストリープMeryl Streep(「アダプテーション」)
キャサリン・ゼタ・ジョーンズCatherine Zeta-Jones(「シカゴ」)

***BOSSAの感想***
  予想は見事にトホホの結果になりました。(ニコール・キッドマンしか当たってないゾー)
やっぱりハリウッドはカンヌが選んだ「戦場のピアニスト」は選ばなかったねー。でも、ポランスキーの監督賞はちょっと意外。ハリウッドはホロコーストものに弱い、ということだろう。
政治的発言は慎むように、とのお達しがありながらも、みんなしっかり戦争反対!唱えてたようですねー。受賞作に関してはあまり驚きのない、退屈な結果だったけど、授賞式は異色の出来だったようで。個人的には、スパイク・ジョーンズ監督のの「アダプテイションズ」が待ち遠しいわ。

(以下、予想)予想しようにも、まだ日本で公開されてない作品が多いので、作品をまったく無視して勝手な希望的観測だけ。
作品賞はスコセッシ・ファンとしては「ギャング〜」にとってほしい気もするのですが、まったくわからない「めぐりあう時間たち」がなにやら不気味。 
理由は、
 俳優陣がこぞって芸達者ばかり。
 監督、助演、主演でそれぞれノミネートされてる。
 ほかの作品はミュージカルとかSFアドベンチャー、 歴史モノなど、大作ばかりだけど、 これだけはド  ラマ性が強そう。 
 戦場のピアニスト」はカンヌでパルム・ドール受賞してるからおそらく無理。ハリウッド的には別なものを選びたいだろうし……
 (ハリウッドはユダヤ人が多いから「戦場のピアニスト」も強いかなあ…)
ところで、ロマン・ポランスキーって、婦女暴行で国外に逃亡したままだから、アメリカ上陸できないんじゃなかった?
そういう意味では、授賞式もミモノだなあ。
「パリのポランスキーさん!」とか言って衛星中継するのかな。授賞式終了後、警察に手錠をかけられるポランスキーも見てみたいが…。

監督賞はこれもスコセッシにとってもらいたいけど、たぶん絶対ないだろうスペイン映画の鬼才、アルモドバルに1票!
主演男優賞は、絶対にダニエル・デイ・ルイス!これは自信あり。
助演男優賞は、下積み長そうなジョン・C・ライリーにあげたい。
(びっくり!50才ぐらいのオッサンかと思ったらまだ30代だった!老け役で生き延びられそう…)
女優は別に誰でもいいんだけどー、
まあ、手堅くニコール・キッドマンとジュリアン・ムーアでどうでしょ?

今年のノミネートは常連ばっかりでつまらないなあ。新鋭が出ないと映画界も盛リ上がりませんよね。
ちなみにBOSSAの好みの映画はアカデミーよりカンヌ寄りデス。

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