今月のPUSHもん アーカイブス

過去の「PUSHもん」をまとめました。

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【2005年12月のPUSHもん】
■韓国の映画賞「青龍映画賞」発表!
韓国映画界では若い監督が次々に優れた作品を撮っていることで有名ですが、 今年は「ドンマッコル」のパク・クァンヒョン監督と「マラソン」のチョン・ユンチョル監督が新人賞を争った模様。
まだまだ韓国映画界の勢いは続きそうですね。

作品賞:「親切なクムジャさん」
主演女優賞:イ・ヨンエ(「親切なクムジャさん」)
主演男優賞・ファン・ジョンミン(「君は僕の運命」)
 ★「甘い人生」で荒っぽい若組長を演じてました。要注目の性格俳優です。
監督賞:パク・ジンピョ監督(「君は僕の運命」)
助演男優賞:イム・ハリョン(「ウェルカム・トゥ・ドンマッコル」)
助演女優賞:カン・ヘジョン(「ウェルカム・トゥ・ドンマッコル」)
新人賞:チョン・ジョンミョン(「台風太陽」)、 キム・ジス(「女、ジョンヘ This Charming Girl 」)
新人監督賞:チョン・ユンチョル(「マラソン」)

【2005年8,9月のPUSHもん】
◆ヴェネチア映画祭結果発表!
金獅子賞:「Brokeback Mountain」アン・リー監督 ジェイク・ギレンホール、ヒース・レジャー出演
 ピューリツァー賞作家アニー・プルーの小説が原作。アメリカの保守的な田舎町で男性同士が密かに愛をを育むラブストーリー。

審査員大賞:「Mary」アベル・フェラーラ監督 ジュリエット・ビノシュ、マシュー・モディン、フォレスト・ウィテカー出演
監督賞(銀獅子賞):フィリップ・ガレル監督(「レ・ザマン・レギュリエ(エブリデー・ラバーズ)」)
最優秀男優賞:デビッド・ストラーザン (「Goodnight and Good Luck」ジョージ・クルーニー監督)
最優秀女優賞:ジョバンナ・メッツォジョルノ 「ラ・ベスティア・ネル・クオーレ(ドント・テル)」

★「ブラザーズ・グリム」テリー・ギリアム監督 マット・デイモン、ヒース・レジャー、ジョナサン・プライス、モニカ・ベルッチ出演
★「Changhen ge」スタンリー・クワン監督 サミー・チェン、レオン・カーフェイ出演
★「Romance and Cigarettes」 ジョン・タトゥーロ監督 ジェームズ・ガンドルフィーニ、ケイト・ウィンスレット、スーザン・サランドン、クリストファ・ウォーケン出演
★「親切なクムジャさん Sympathy for Lady Vengeance」パク・チャヌク監督 イ・ヨンエ, チェ・ミンシク出演
★「The Constant Gardener」フェルナンド・メイレレス監督
★「Proof」ジョン・マッデン監督 グゥイネス・パルトロウ, ジェイク・ギレンホール、アンソニー・ホプキンス出演
その他
「La Seconda Notte di Nozze」Pupi Avanti監督
「O Fatalista」Joao Botelho監督
「Vers le sud」Laurent CANTET監督シャーロット・ランプリング,カレン・ヤング出演
「Gabrielle」パトリス・シェロー監督イザベル・ユペール出演
「I giorni dell’abbandono」Roberto FAENZA監督
「Espelho magico」Manoel de OLIVEIRA監督
「Garpastum」Aleksey GERMAN JR監督
「Persona non grata」Krzysztof ZANUSSI監督

【2005年7月のPUSHもん】
ジョン・アービング原作の映画「ドア・インザ・フロア」がこの秋公開!
 ジョン・アービングの小説「未亡人の一年」が原作の映画「ドア・インザ・フロア」が、やっとこの秋、日本で公開になる。
 待ちくたびれたー。
 ジェフ・ブリッジス&キム・べイシンガーという2大スター共演なのですぐに日本にやってくると思っていたのに。
 小説と映画、どちらの方が楽しめるか。まあ、それは見てのお楽しみということで。
 アービングの新作は今月、アメリカでお目見えするようです。こちらも翻訳本が待ち遠しいわー。

【2005年6月のPUSHもん】
■名女優アン・バンクロフトが死去しました。
サイモン&ガーファンクルの歌のタイトルにもなった「卒業」のミセス・ロビンソン役や、
「愛と喝采の日々」のバレリーナ役があまりにも有名ですが、
最近では、母親役としてたくさんの映画に出ていました。
bossaはとくに、息子がゲイだと知り苦しむ母親役を演じた「トーチソング・トリロジー」が印象に残ってます。
喜劇界の重鎮メル・ブルックスの妻としても有名です。
ご冥福をお祈りいたします。

【2005年5月のPUSHもん】
■カンヌ映画祭
第58回カンヌ映画祭受賞作発表! 
 クストリッツア委員長は「今年の作品は質が劣る」と言っていたそうだが、
BOSSA的には、トミー・リー・ジョーンズの「メルキアデス・エストラーダの3回の埋葬」に注目!
ジャームッシュ監督作品も久々の受賞で、こちらも楽しみ。

パルムドール:「チャイルド L'ENFANT」 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督
 赤ん坊を金のために売り渡した若者の苦悩と成長を描いた作品。監督は「ロゼッタ」に続いて2度目の受賞。
「ロゼッタ」「息子のまなざし」ともに評価が高いが、私はそのしつこすぎるカメラワークが少々苦手だ。

審査員特別大賞(グランプリ):「BROKEN FLOWERS」 ジム・ジャームッシュ監督 
審査員賞:「SHANGHAI DREAMS」 ワン・シャオシュアイ監督
監督賞:ミヒャエル・ハネケ監督(「ヒドゥン CACHE」)  
脚本賞:ギジェルモ・アリアガ「メルキアデス・エストラーダの3回の埋葬 THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA」
男優賞:トミー・リー・ジョーンズ「同上」
女優賞:ハンナ・ラスロ(「フリー・ゾーン FREE ZONE」アモス・ギタイ監督)
カメラドール(新人賞):「見捨てられた土地」(ビムクチ・ジャヤスンダラ監督)、「me and you and everyone we know」(ミランダ・ジュライ監督)
「ある視点」賞:「ラザレスク氏の死」(クリスティ・プイウ監督)
友愛賞:「フィルムマン」(アラン・キャバリエ監督)
希望賞:「デルウェンデ」(S・ピエール・ヤメオゴ監督)

◆コンペティション部門 ノミネート作品
 「LAST DAYS」 ガス・ヴァン・サント監督 
 「BROKEN FLOWERS」 ジム・ジャームッシュ監督 
 「THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA」 トミー・リー・ジョーンズ監督 
 「シンシティ」 フランク・ミラー&ロバート・ロドリゲス監督
 「WHERE THE TRUTH LIES」 アトム・エゴヤン監督 
 「A HISTORY OF VIOLENCE」 デヴィッド・クローネンバーグ監督 
 「PEINDRE OU FAIRE L'AMOUR」 アルノー&ジャン=マリー・ラリュー監督
 「L'ENFANT」 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 
 「CACHE」 ミヒャエル・ハネケ監督 
 「BATALLA EN EL CIELO」 Carlos REYGADAS監督 
 「KILOMETRE ZERO」 Hiner SALEEM監督 
 「QUANDO SEI NATO NON PUOI PIU NASCONDERTI」 マルコ・T・ジョルダーナ監督
 「MANDERLAY」 ラース・フォン・トリアー監督 
 「DON'T COME KNOCKIN'」 ヴィム・ヴェンダース監督 
 「ELECTION」 ジョニー・トゥ監督 
 「FREE ZONE」 アモス・ギタイ監督 
 「LEMMING」 ドミニク・モル監督
 「THE BEST OF OUR TIMES」 侯孝賢監督
 「SHANGHAI DREAMS」 ワン・シャオシュアイ監督 
 「バッシング」 小林政広監督 
 「映画物語」 ホン・サンス監督

 ほか、日本の作品は以下の部門で上映予定。
◆「アウト・オブ・コンペ」部門:「オペレッタ狸御殿」(鈴木清順監督、チャン・ツィイー、オダギリジョー出演)
◆「ある視点」部門:「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」 (青山真治監督、浅野忠信出演)
◆監督週間:「埋もれ木」(小栗康平監督(久々の登場!)夏蓮出演) 、「カミュなんて知らない」(柳町光男監督(こちらはもっと久々!今までいったいどこに潜んでいたのでしょうか)柏原収史、吉川ひなの、前田愛出演)
◆批評家週間:「運命じゃない人」(内田けんじ監督、中村靖日、霧島れいか出演)

【2005年4月のPUSHもん】
■第24回香港電影金像獎 発表!(赤字は受賞作)
ノミネート作品のうち、日本で見られる作品は半分ぐらいでしょうか。
BOSSA的には、「旺角黒夜」をぜひ日本で公開してもらいたいのですが…。

作品賞:「カンフーハッスル」
「2046」「ブレイキング・ニュース(大事件)」「旺角黒夜」「香港国際警察」

監督賞:爾冬陞(イー・トンシン):「旺角黒夜」
王家偉(ウォン・カーウァイ):「2046」  杜峰(ジョニー・トー):「ブレイキング・ニュース(大事件)」 周馳星(チャウ・シンチー):「カンフーハッスル」 陳木勝(ベニー・チャン):「香港国際警察」

主演男優賞:梁朝偉(トニー・レオン):「2046」
周馳星(チャウ・シンチー):「カンフーハッスル」 方中信(アレックス・フォン):「旺角黒夜」 呉彦祖(ダニエル・ウー):「旺角黒夜」 成龍(ジャッキー・チェン):「香港国際警察」

主演女優賞:章子怡(チャン・ツィイー):「2046」
張艾嘉(シルヴィア・チャン):「20 30 40」 元秋(ユン・チウ):「カンフーハッスル」 張栢芝(セシリア・チャン):「旺角黒夜」 林嘉欣(カレーナ・ラム):「救命」

助演男優賞:元華(ユン・ワー):「カンフーハッスル」
陳國坤:「カンフーハッスル」 Chim 瑞文:「絶世好賓」 呉彦祖(ダニエル・ウー):「香港国際警察」 梁家輝(レオン・カーファイ):「美しい夜、残酷な朝」

助演女優賞:白靈(バイ・リン):「美しい夜、残酷な朝」
楊淇(ケイト・ヨン):「20 30 40」 邵美(マギー・シュウ):「ブレイキング・ニュース(大事件)」 盧巧音(キャンディ・ロー):「六壯士」 胡燕(ジェニー・ウー):「龍鳳門」

新人賞:田原(ティエン・ユアン):「胡蝶」
房祖名(ジェシー・チェン):「千機變II 花都大戦」 黄聖依(ホアン・シェンイー):「カンフーハッスル」 黄[女宛]伶(レイス・ウォン):「死亡寫眞」 章小〔艸/惠〕(テレサ・チョン):「桃色」

アジア映画賞:「オールドボーイ」(韓国)
「LOVERS」(中国) 「天下無賊」(中国) 「座頭市」(日本) 「クイール」(日本) 

【2005年3月のPUSHもん】
2004年度アカデミー賞結果発表!
 
ふたをあけたら、「ミリオンダラー・ベイビー」だらけ。作品見てないのでなんともいえませんが、「またかよー」って感じです。
「アカデミー賞」って名前やめて、「クリント・イーストウッド賞」って名前にかえたらどうですかあ?
M・スコセッシは、ハリウッドなんかにさっさと見切りをつけて、昔のように個性的な作品を撮ることに徹してほしいです。
気を取り直して、
主演男優J・フォックス受賞!が、なんといっても最高にうれしいです。レイ・チャールズがのりうつったかのような迫真の演技に圧倒されました。
主演男優賞と助演男優賞がどちらも黒人っていうのは初めてではないでしょうか。2004年度は黒人パワー炸裂!、ということですね。
赤字は受賞結果(★は予想、♪はbossaの勝手に注目作)

作品賞
★「アビエイター」  
「ネバーランド」
「ミリオンダラー・ベイビー」
♪「Ray/レイ」   
「サイドウェイズ」
監督賞
♪マーティン・スコセッシ 「アビエイター」
クリント・イーストウッド 「ミリオンダラー・ベイビー」
テイラー・ハックフォード 「Ray/レイ」
★アレクサンダー・ペイン 「サイドウェイズ」
マイク・リー 「ヴェラ・ドレイク」
主演男優賞 ACTOR IN A LEADING ROLE
★レオナルド・ディカプリオ 「アビエイター」 アカデミー賞はスター好きですから。
ジョニー・デップ 「ネバーランド」
♪ジェイミー・フォックス 「Ray/レイ」 
クリント・イーストウッド 「ミリオンダラー・ベイビー」
ドン・チードル 「ホテル・ルワンダ」 「ER」でコーディにしかられてばかりいる病気の外科インターンを演じた俳優。
主演女優賞 ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
アネット・ベニング 「ビーイング・ジュリア」
カタリナ・サンディ−ノ・モレノ 「そして、ひと粒のひかり」
♪イメルダ・スタウントン 「ヴェラ・ドレイク」 
★ヒラリー・スワンク 「ミリオンダラー・ベイビー」 大当たり!
ケイト・ウィンスレット 「エターナル・サンシャイン」
助演男優賞 ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
★アラン・アルダ「アビエイター」
トーマス・ヘイデン・チャーチ 「サイドウェイ」
♪ジェイミー・フォックス 「コラテラル」 
モーガン・フリーマン 「ミリオンダラー・ベイビー」
クライヴ・オーウェン 「クローサー」
助演女優賞 ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
★ケイト・ブランシェット 「アビエイター」 大当たり!
ローラ・リニー「キンゼイ」
♪ヴァージニア・マドセン 「サイドウェイズ」 
ソフィー・オコネドー 「ホテル・ルワンダ」
ナタリー・ポートマン 「クローサー」
外国語映画賞
「As it is in Heaven」(スウェーデン)
「コーラス」(フランス)
「Downfall」(ドイツ)
★♪「海を飛ぶ夢」(スペイン) 大当たり!
「Yesterday」(南アフリカ)
 

【2005年2月のPUSHもん】
■ゴールデングローブ賞(2005.1.16)
作品賞 ドラマ部門 ★「アビエイター」
作品賞 ミュージカル/コメディ部門 ★「サイドウェイズ」
主演男優賞 ドラマ部門 ★レオナルド・ディカプリオ 「アビエイター」
主演男優賞 ミュージカル/コメディ部門★ジェイミー・フォックス 「レイ」
主演女優賞 ドラマ部門 ★ヒラリー・スワンク 「ミリオン・ダラー・ベイビー」
主演女優賞 ミュージカル/コメディ部門 ★アネット・ベニング 「ビーイング・ジュリア」
監督賞 ★クリント・イーストウッド 「ミリオン・ダラー・ベイビー」
外国語映画賞 ★「ザ・シー・インサイド」(スペイン)
助演男優賞 ★クライブ・オーウェン 「クローサー」
助演女優賞 ★ナタリー・ポートマン 「クローサー」

◆日本未公開だったイ・ビョンホン主演映画「バンジージャンプをする」が新宿武蔵野館で公開決定!

◆アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」銀座テアトルシネマで公開決定!

【2005年1月のPUSHもん】
【2004年ベスト3】
BEST1 「21グラム」
BEST2 「パッション」
BEST3 「殺人の追憶」「エレファント」「モーターサイクル・ダイアリーズ」
 2004年の公開映画でBOSSAが忘れられない作品は、ハッピーな気分になれる作品よりも、ずっしりと心にのしかかるような重いテーマのものばかりとなりました。とくに、人間の愚かさや、生きる意味について考えさせられた「21グラム」と「パッション」は、正直、もう一度見たい映画とは言えませんが、強く印象に残りました。
 今年は、もうちょっとハッピーな気分になれる映画に出会いたいなあ。
 引き続き韓国映画とイ・ビョンホンとオダギリジョーにはしっかりチェックをいれながら、ラテン映画にも注目したいと思っています。
 待ちに待ったアルモドバル&クストリッツアの新作もいよいよ日本公開になるようですから、大いに期待しましょう!

■ロサンゼルス映画批評家協会賞
作品賞:「Sideways」カリフォルニアワインの里を旅する2人の男のロードムービー。
監督賞:アレクサンダー・ペイン(「Sideways」)
主演女優賞:イメルダ・スタウントン(「ベラ・ドレイク」(マイク・リー監督))
主演男優賞:リーアム・ニーソン(「キンゼイ」)
助演女優賞:バージニア・マドセン(「Sideways」)
助演男優賞:トーマス・ヘイデン・チャーチ(「Sideways」)

■ヨーロピアン・フィルム・アワード
作品賞:「Gegen Die Wand(Head On)」ドイツ映画(ファティ・アキン監督)
 トルコ系ドイツ人夫婦の葛藤を描く人間ドラマ。ベルリン国際映画祭では最高賞の金熊賞を受賞した.
監督賞:アレハンドロ・アメナバール(「Mar Adentro(The Sea Inside)」)
主演男優賞:ハビエル・バルデム(「Mar Adentro(The Sea Inside)」)
主演女優賞:イメルダ・スタウントン(「ベラ・ドレイク」)

 


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